着物は桐ダンスに入れなければいけない訳ではありません。
無印良品の衣装ケースを使えば、賃貸に多いウォークインクローゼットでも着物をスッキリと収納できます!
昔の押入れ収納は奥行が広く収納ケースが入らないことはあまりないと思います。
ウォークインクローゼット付きの賃貸の場合は、収納ケースの奥行に気を付けないと扉が閉まらなくなる可能性もあるでしょう。
無印良品の衣装ケースなら、桐ダンスより安く場所もとらないので、すぐに着物がスッキリと収納できますよ!
着物の収納するケースに無印良品が最適な理由や、収納ケースの選び方や保管方法の注意点なども詳しく紹介していきます。
Contents
着物の収納ケースは無印良品の衣装ケースが最適!
無印良品の衣装ケースがぴったり!
無印良品に着物専用の収納ケースがあるわけではありません。
着物を収納するのに適している無印良品の収納ケースは【ポリプロピレン衣装ケース】です。
ポリプロピレン衣装ケース
深:幅40×奥行65×高さ30㎝(税込み2,590円)
大:幅40×奥行65×高さ24㎝(税込み2,290円)
小:幅40×奥行65×高さ18㎝(税込み1,990円)
ポリプロピレン衣装ケースのサイズは一般的な帯用のたとう紙を収納するのにちょうどいいサイズ。
また、重ねることができるので、着物と帯と小物類を一か所にまとめて収納して保管することができます。
着物・帯・小物の収納方法
着物の枚数や帯、小物類が少なければ、無印良品の衣装ケースは高さ18㎝の【小】のもので十分だと思います。
着物の収納方法
帯用たとう紙に着物を3つ折りにして入れて、帯用たとう紙ごと収納ケースに入れます。
高さ18㎝の【小】のもので4~5枚ほど入ります。
あまり入れすぎると下の方の着物が重さで跡が付く心配があるので、ほどほどに入れてください。
帯の収納方法
帯は帯用のたとう紙があればそのまま使用しましょう。
袋帯や名古屋帯は、お太鼓にする部分にたたみジワができないように気をつけます。
最初にたれ先から30センチほど折り返して、あとは半分におり、さらに半分におる…を繰り返して適度な長さにたたむとお太鼓部分をまもることができます。
小物の収納方法
帯締め、帯揚げなどは100均で小物用ケースを買ってきて、仕切りで分けて収納するのがスッキリまとまります。
空きがあるようなら、着付け道具類をいれてみてもいいかもしれませんね!
着物を収納するケースの【選び方】種類と特徴を解説!
着物の収納ケースを選ぶ時、どんなことに注意して選びますか?
着物の収納ケースで検索すると出てくる種類は4種類ほどだと思います。
着物の収納ケースは4種類
- 桐ダンス
- プラスチックケース
- 不織布のケース
- 桐のケース
収納ケースの選び方
- 着物は【2つ折り】か【3つ折り】にして着物用たとう紙や帯用たとう紙に入れての収納ができるサイズのケース
- 収納したときにたとう紙の端が曲がったり、シワがよったりしないケース
サイズが合っていれば基本的にはどんな収納ケースでも大丈夫です。
帯用のたとう紙【3つ折り】以上に折りたたむ場合は着用時に折り畳み跡がへんなところに目立つ場合もあるので、なるべくなら避けましょう。
桐タンスの特徴
桐ダンスは常にタンス全体が呼吸しているので、内部の湿度は一定に保たれているため着物を湿気から守れます。
防腐、防虫効果も優れていることから、着物を長期保管していても綺麗な状態を保てるので昔から愛用されている王道な収納ケースです。
大きくて場所をとる。値段が高価。
桐タンスもキャスター付きなら移動も簡単♪
桐のケースの特徴
桐タンスとは違い、単体の桐でできたケースになります。桐タンスと性能は同じですが、着物1枚や1セットの時などの保管に向いています。
桐タンスよりも価格は安いけどが、収納できる枚数が少ない。
プラスチックケースの特徴
軽いので移動がしやすく、丈夫で安く簡単に手に入ります。中の物の出し入れもしやすく透明や不透明、色や種類も豊富です。
通気性や防腐、防虫効果はない。
不織布の特徴
布製のもので通気性がよく、軽いケースになります。防腐、防虫効果は期待できないものの、竹炭入りもあり消臭効果は期待できます。
柔らかいので持ったときに着物が片寄り、シワになる。
着物を収納するケースに共通する保管方法と注意点はなに?
着物の保管【注意点】
雑に保管していると、虫食いやカビ、シミや異臭などの問題が起きてしまいます。
着物の弱点
- 湿気に弱い
着物は空気中の湿気を吸収しやすいため、カビてしまう
- 直射日光に弱い
繊細な生地で、直射日光の当たる場所での保管は、当たっている場所が色あせてしまう
- 虫食い
ウール系着物は虫食いがおこりやすいので、絹と一緒に収納するのは避ける
- 汗や皮脂に弱い
シミや汚れの原因になってしまう
着物を収納ケースで保管するときは、着物の弱点に気を付けて保管していくことで長期保管することができます。
一度カビてしまったり、汚れてしまうと丸洗いに出しても元通りに戻らないことが多いです。
着物の収納ケースに共通の保管方法
着物の収納ケースの特徴はそれぞれありますが、着物保管を防虫防腐剤はどの収納ケースでも併用した方がいいでしょう。
そして、たまには着物の収納ケースを開けて風通しをよくしてください。
着物を着用する機会が多い人は大丈夫ですが、あまり着用する機会が少ない人や式事で着用することが今後ある人は、たまに収納ケースを開けて風通しをよくしてください。
開けた時に着物の状態を見ると早期発見につながります。
まとめ
- 着物を収納するケースは無印良品の衣装収納ケースがシンデレラフィット!
- 着物を収納するケースは【帯用たとう紙】のサイズか【着物用たとう紙】のサイズが望ましい
- 着物を収納するときは着物の弱点に注意して収納する
- 着物を収納するときに保管用アイテムと併用して保管する
無印良品の衣装ケースなら着物を収納しなくなったときに、洋服やタオルの収納に変えることができるのも魅力的ですね!
着物の保管や収納は面倒で難しいと思われがちですが、昔に比べて着物の保管用便利グッズもさまざまな種類があります。
ぜひ、それらを活用して着物の収納や保管に役立ててみてください。